新作『帽子の猫』は、ドクター・スースの無垢で奔放な精神を捨て、ピクサー作品から『ミニオンズ』『絵文字の国のジーン』に至るポップカルチャー参照の寄せ集めと化している。

ビル・ヘイダー演じる猫は、2003年マイク・マイヤーズ版の大げさな道化芸を避けたものの、今度は「大文字のフレンドリー」なマスコットに仕立て上げようとするあまり、キャラクターの鋭さと怒りっぽい側面を削ぎ落としている。