ロスアラモス国立研究所は、ZiaCore核小型炉が高温下でゼロパワークリティカルを達成したことを証明し、コンパクトな核システムの開発において重要な一歩を踏み出した。試験では、炉の核物理的挙動が設計予測と一致することが確認され、今後のライセンス取得と商業配布に向けたデータが提供された。
この炉は、低濃縮ウラン酸化物燃料、ジルコニウム水素減速材、受動的熱管冷却システムを採用し、従来の炉に比べてよりシンプルで安全な構造を持つ。試験中、炉は800℃以上の温度でゼロパワークリティカルを達成したが、ほとんど測定可能な熱は生成されなかった。
この成功はZiaCore技術の開発において重要な一歩だが、炉が完全な出力で稼働するためにはさらに試験と開発が必要となる。また、高濃縮低濃縮ウラン(HALEU)の使用は燃料効率と運転寿命を向上させる可能性があるが、この技術が商業利用に適するためにはさらに研究が必要である。
