南オーストラリア州政府は、州都アデレードの南西60キロに位置するグールワで見つかった死んだイルカからH5N1鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。これは同国史上、この種の事例としては初めての記録となる。検出は土曜日に正式に公表された。
当局は、イルカが鳥を食べたか、近くにいた鳥と接触したことでウイルスに感染したとみられると報告した。同じ日、アデレード周辺のアカギツネからも感染力の強いインフルエンザウイルスが検出され、これが国内初の陸生哺乳類の感染例となった。この2件は、H5N1が海生哺乳類と陸生動物にも広がり得ることを示す証拠と受け止められている。
オーストラリアは長年、H5系統に関して大陸間での流行がない唯一の大陸とされてきた。そのため国内で確認された感染例はこれまでなかった。当局は人への健康リスクは低いと強調する一方、養鶏や農業生産において陽性例は報告されていないとも述べた。現状の監視を続け、さらに多くの検体を採取する必要があるとしている。
