NASAは1968年8月1日、月へのサターンVロケットの生産を終了した。当時世界最大・最強のロケットで、アポロ11号の月面着陸の1年前の出来事だ。予算制約とベトナム戦争の費用が原因で、アポロ計画に割り当てられた資金の4分の3が削減された。

サターンVロケットはNASAが15基生産したが、うち13基のみが打ち上げられた。1973年の最後の打ち上げは、アポロ18号の月への飛行ではなく、スカイラブ宇宙ステーションを軌道に投入するために使用された。サターンVの生産終了は、NASAの有人月面飛行計画の終了につながった。

サターンVは1972年のアポロ17号で最後の有人月面飛行に使用された。1975年の最後の打ち上げは、アポロ・ソユーズ・テスト・プロジェクトのためにアポロ司令船を軌道に投入するために使用された。NASAは2022年のアルテミスIミッションで初めてスペース・ラウンチ・システムを打ち上げ、サターンVに匹敵するメガロケットを手に入れた。