フィンランド健康福祉研究所が主導した研究では、家庭内の微生物が子どもの呼吸器の健康に良い影響を与える可能性があると示唆している。研究者たちは、368人の新生児の最初の1年間における中耳炎、発熱、抗生物質の使用を追跡し、犬の飼育と呼吸器感染症の間に負の相関関係があることを発見した。犬を飼っている家庭の子どもでは、呼吸器感染症のリスクが低いことが確認された。

この研究では、犬に関連する細菌や真菌の種類が家庭のほこりに存在することが、子どもの最初の1年間の呼吸器感染症のリスクを低下させる可能性があると示唆されている。しかし、このような観察研究は因果関係を証明するものではない。研究者たちは、犬が家庭内の微生物が子どもの免疫システムに良い影響を与える可能性があると考えている。

研究の主筆者であるアンネ・カルボネンは、早期の呼吸器感染症が喘息のリスクにとって重要な要因であると指摘し、犬に関連する微生物がこのリスクを低下させる可能性があると示唆している。しかし、別の観察研究では、犬の飼育が喘息や気道アレルギーを持つ子どもにおいて、軽度の喘息リスクの増加と関連している可能性があることが示されている。