ライス大学とバンダービルト大学は、2023年7月30日付の『Nature Water』誌で、工業廃水から塩を除去しながら重金属を回収する新しい電気化学イオンポンプ(EIP)プラットフォームを開発したと発表した。

このシステムは、プログラム可能な電極と電圧制御により、4時間で塩の85%、重金属(銅、ニッケル)の92%以上を除去。銅電極上では96%の純度で銅が回収された。従来の電気吸着システムで必要な液体交換工程は、この方法では電気回路の変更で不要となった。

実験は合成廃水混合物で行われ、実際の工業ブラインでの性能はまだパイロット段階。成功すれば、スラッジ処理コストを削減し、高純度銅の回収を可能にする。次は現場規模の実証試験が予定されている。