ロシアのコスモス2612観測衛星が、10月15〜19日の期間、低軌道(LEO)で運用中の米商業衛星ICEYE-X36に数メートルの距離まで接近し、リスクの高いランデブー(近接飛行)を実施した。

この事象を最初に報告した衛星追跡専門家のマルコ・ラングブルック氏は、これを「恐ろしい猫と鼠の遊び」と表現した。このような合意なしの接近はこれまで静止軌道で観測されてきたが、LEOにおいて米国や中国が同様の行動をとった事例は知られていない。

コスモス2612は、2024年4月の打ち上げ後、5月にICEYE-X36と同じ軌道面に入るため、大量の燃料を消費する機動を行っていた。