京都大学のAtsushi Taruyaらのチームは、地球の磁場を利用して暗黒物質を探索する新しい方法を開発した。この方法は、地球の磁場とイオノスフィアと地表の間の空間を利用し、仮想的な粒子「アクシオン」を探索することに焦点を当てている。アクシオンは、電子よりも19~21桁も軽いと推測されている粒子である。この方法は、実験室で作成された磁場よりもはるかに広い範囲をカバーし、より高精度な結果を得ている。
チームは、2012年から2022年にかけてスコットランド国境のBritish Geological SurveyのEskdalemuir観測所で記録された磁場データを分析した。このデータは、アクシオンの存在を示す信号を探すために使用された。アクシオンは、8Hzの周波数で信号を生成すると予想されている。しかし、分析の結果、アクシオンに関連する信号は見つからなかった。ただし、この研究は、アクシオンが光と相互作用する可能性を100倍以上厳密な制限で決定した。
この研究では、別の仮想的な粒子「暗黒フォトン」の存在を示すいくつかの信号も発見された。これらの信号はまだ説明がつかず、さらに研究が必要である。
