第53回テルライド映画祭でアンドリュー・ヘイに授与された金メダルは、キャリア賞としてサンドラ・ヒュラーとジョン・マルコビッチと共有された。同イベントでは、ヘイが作品ごとに丹念に制作する感性と、新作「A Long Winter」のワールドプレミアが一緒に披露された。

ヘイは「A Long Winter」で、ほぼ20年にわたるプロジェクトを完成させ、育てる側と育てられる側の双方を描く映画の系譜の中で確固たる位置を占めた。1950年代のアメリカ西部を舞台に、ある家族が冬を待ち、母親が猛吹雪の中で行方不明になる物語は、フレッド・ヘッキンガー、ケイトリオナ・バルフ、エボン・モス・バクラック、キット・コナーらによって演じられている。ヘイの作品は批評家と観客から支持されてきたが、アカデミー賞からは遠ざかっており、「見知らぬわたしたち」がBAFTAで成功を収めたにもかかわらず、オスカーからは除外された。

MUBIが「The Substance」以降、キャンペーン体制を強化しており、「A Long Winter」がアカデミー賞ノミネートの可能性を持つと指摘されている。フレッド・ヘッキンガーの主演演技とケイトリオナ・バルフの欠くことのできない存在感が、本作の受賞レースにおける最有力カードの一つとなっている。