バージニア州北部の送電線障害により、複数のデータセンターが一斉にバックアップ電源に切り替えた。この瞬間的な3.1ギガワットの負荷喪失は、電力網の電圧に急激な上昇をもたらし、地域で電灯が消える事態を引き起こした。電力供給と需要の微妙なバランスが崩れた場合、こうした変動は深刻なレベルに達する可能性がある。

専門家は、データセンターが一斉に停止するのではなく、段階的かつ制御された形で反応することが必要だと指摘する。これにより、電力網運営者は事前に計画可能な対応手順を構築できる。スタートアップのON.Energyは、データセンター群を完全にバッテリーシステムで電力網から分離し、安定した負荷を継続的に供給する解決策を開発している。

このシステムは、電力網の電圧が上昇した際にはバッテリーを充電し、電圧が低下した際にはバッテリーの電力をデータセンターに供給する。現在、4か所のデータセンター施設で合計3ギガワットの容量が構築中だ。電力網は、2040年までにデータセンターの総需要が全体の24%を占めると予測しており、こうした解決策の急速な普及が極めて重要となっている。