トルコ南部のウチャギズリII洞窟での発掘により、ネアンデルタールと現代人が20,000年にわたり同一地点に居住し、類似した象徴文化を共有していたことが示された。研究者は、両集団が海貝殻を収集・利用するという行動様式の類似を確認し、単に同じ環境に住んでいただけでなく、文化的選好も共有していたと指摘している。
洞窟から出土した海貝殻は食料目的ではなく、象徴的価値を持っていたことを示す。これらの貝殻が両集団によって収集・使用されたことは、ネアンデルタールと現代人の間に文化的交流が存在し、その交流が象徴的行動まで及んでいたことを示唆している。研究者は、これらの発見がネアンデルタールと現代人が物理的だけでなく文化的にも相互作用していたことを示すと述べている。
ウチャギズリII洞窟の発掘は、現代人がアフリカから離れた時期の重要な段階に生きた人々の化石も明らかにした。これらの化石は、現代人がアフリカ外の集団の起源を解明する手がかりになる可能性がある。
