科学者らは、脳刺激の反応を事前に予測できる手法を開発したと、2026年5月15日にBrain Stimulation誌に掲載した。研究は、EBRAINSデータプラットフォームに保存された大規模な脳記録セットを用いて実施された。
研究者らは、36人のてんかん患者から得られた約320セッションと1万件以上の刺激において、刺激前の脳活動に関する125項目を解析した。全脳活動が単一領域の記録よりも多くの情報を提供し、特に感覚運動系と視覚系ネットワークを対象とした場合に予測精度が最も高いことが判明した。刺激前シグネチャを有する試験では、反応の変動が最大で24%減少した。
データは、臨床上必須とされる発作マッピング過程で取得された侵襲的SEEGと高解像度EEG記録から構成されるため、非侵襲的応用への直接的な転用はまだ実証されていない。とはいえ、リアルタイムの脳状態モニタリングは、ニューロモジュレーション治療のタイミングを改善し、より予測可能な反応を得ることを可能にする。
