国際宇宙ステーションでは数百の実験が同時に実行されており、宇宙飛行士の時間を有効に活用することが求められている。RedwireのADvanced Space Experiment Processors(ADSEP)という完全自動化された装置は、宇宙飛行士の時間を短縮し、より多くの宇宙科学研究を実行できるようにしている。最新モデルであるADSEP-4は、各々3つまたは4つの「ミニラボ」を搭載したカセットを保持し、さまざまなニーズを持つ研究を同時に実行できる。

ADSEP-4の最も重要な特徴は、画像化能力と4つのカセットの容量であり、これによりRedwireのPharmaceutical In-Space Laboratory(PIL-BOX)などのカセットベースのシステムが、宇宙での種子結晶の成長を実験できるようになる。これらの結晶は、既存の薬剤の再フォーミュレーションや新しい治療法の開発に使用される。たとえば、口腔がん薬物の結晶化に関するADSEP-PIL-10およびADSEP-PIL-15の研究は、口腔がん薬物の生産を目指している。また、ADSEPは、細胞および組織培養、生物研究、材料科学の実験にも使用できる。2021年には、ADSEP-UMAMIが宇宙環境下でボブテイルイカの有益な微生物との相互作用を調査し、共生関係がストレスを軽減し、神経発達を促進することを示した