ブラウン大学の研究者たちは、月面のレゴリットの厚さを地図化し、将来の月面基地の基礎を築く。レゴリットは月面を覆う細かい塵の層で、この層の厚さは月面での建造物の建設に適した安全な場所を決定する上で重要な役割を果たす。研究者たちは346の新鮮なクレーターを分析し、月面の暗く火山活動のあった地域(lunar mare)ではレゴリットが4メートル、明るい高地では6メートルの厚さがあることを確認した。
この研究は、NASAの月南極に恒久的な基地を建設する計画にも重要な一歩となる。この地域には恒久的に影のあるクレーターがあり、これらのクレーターには億万年かけて蓄積された水氷が存在する。レゴリットの下にある水氷の利用は、ISRU(in situ resource utilization)の方法で実現され、地球から水を運ぶ必要を減らし、コストを削減することができる。
研究者たちは、この研究が月だけでなく、他の「大気のない」天体にも基礎を提供できると指摘している。しかし、火星のような惑星では、常に変化する塵嵐のため、レゴリットの厚さの推定が困難になる。
