インド政府は、ジャック・ドーシーが開発したBluetoothベースでインターネットに依存しないメッセージアプリBitchatのGitHubリポジトリへのアクセスをブロックするよう要求した。政府は、このアプリが中央サーバーを必要とせず、インターネット遮断時にも通信可能であるため、法的監視が困難になると主張している。しかし、この要求はアプリ内の違法コンテンツではなく、ソフトウェアのアーキテクチャそのものへの介入を含んでいる。
デジタル権利団体は、このような行動は効果がなく、既にインストールされたデバイス上のアプリには影響しないと指摘している。また、オープンソースコードの削除は、コミュニティがソフトウェアを検査しセキュリティ脆弱性を発見する能力を制限する。この状況は、政治的理由でオープンソースプロジェクトが標的とされるべきかどうかという議論を引き起こしている。
Bitchatは、最近のインドの学生抗議活動中にインターネット遮断が発生したことで人気を博した。アプリは7日間で9万1000回ダウンロードされ、日次アクティブユーザーは33万人を超えた。しかしGitHubはこの要求を確認しておらず、リポジトリは現在もアクセス可能である。政府の法的根拠も明確ではなく、現行法はソフトウェアの機能に基づく遮断を許可していない。
