ヘブライ大学エルサレム校のSrinath Palakurthy博士とRivka Elbaum教授が率いる研究チームは、リグニンが骨類似ミネラルの形成を促進し、骨修復に利用できることを示した。リグニンは植物の構造的成分の一つで、この研究ではリグニンがヒドロキシアパタイトの形成を促進できることを明らかにした。

リグニンの複雑な構造は、生物学的システムでの挙動を予測することを困難にしていた。しかし、研究者らはソルゴム植物から2種類の異なるリグニンを抽出し、その性能を比較した。この研究では、フェノール性ヒドロキシル基が豊富なリグニンが、ヒドロキシアパタイトの形成において効果的なテンプレートとして機能することが示された。

この研究は、リグニンが単なる受動的な足場としてだけでなく、骨再生の初期段階で活発な役割を果たす可能性があることを示している。これは、リグニンが持続可能で植物ベースの骨移植材料として有望な一歩であると指摘している。