農場で育つ子どもがアレルギーや喘息にかかりにくい背後にある特定の細菌種が判明した。研究者らは、この「農場効果」をもたらす細菌がRomboutsia timonensisやGlutamicibacter arilaitensisといったグラム陽性菌であることを確認した。これらの細菌は、牛の農場における空気中の微生物の25%を占め、子どもの免疫系をよりバランスよく発達させるのに寄与している。

本研究では、南ドイツの農村部からの1,018人の子どもと47か所の農場から採取した粉塵サンプルが分析された。特定された細菌は牛の腸内由来で、空気中の微生物の25%を占めている。これらの細菌はAhR受容体を活性化し、抗炎症反応を引き起こすことで、喘息やアレルギーの発症を抑制できると考えられている。

研究者らは、これらの知見が小児期に最も一般的な慢性疾患である喘息やアレルギーの予防に向けた、効果的かつ耐容性の高い戦略の開発につながる可能性があると指摘している。ただし、このメカニズムが正確にどのように機能するかを解明するには、さらなる研究が必要である。