研究者がLinuxカーネルのネットワークトラフィック制御サブシステムでuse-after-free競合条件を利用し、ローカルユーザーをルート権限に昇格させるエクスプロイトを公開した。この過程でAIが脆弱性の発見とエクスプロイト開発を加速させた。
このエクスプロイトは、権限のないユーザー名前空間、特定のカーネル構成オプション、固定オフセットを持つROPチェーンなど、狭い条件セットに依存している。カーネル開発者は、RCUリーダーの終了まで解放処理を遅らせるパッチを2026年6月1日にリリースし、複数の安定バージョンにバックポートした。
この方法は、マシンにアクセスポイントが必要な前提条件があり、特定の構成を持つシステムでのみ動作する。現在、一般的な攻撃としては見なされていないが、パッチが適用されていないカーネルや非互換ディストリビューションは依然としてリスクにさらされており、ディストリビューション提供者間で更新状況に差がある。
