オハイオ州を拠点とするGE Aerospaceは、GEnx-1Bエンジンが14年で5000万飛行時間を超え、同社の商用大型機エンジンシリーズで最速の記録を達成したと発表した。このエンジンはボーイング787ドリームライナーに搭載され、世界50カ国以上の航空会社で運用されている。月間60万時間以上の総飛行時間により、99.98%の出発信頼性を実現。これは航空業界で稀な成果とされる。
GEnx-1Bは、長距離路線や過酷な気候条件での運用で特に優れた性能を発揮する。GE Aerospaceは過去10年間、高圧タービンブレードや燃焼室コーティングの改良により、エンジンの過酷環境での運用期間を2倍に延長した。これにより航空会社の保守コストを削減し、運用効率を向上させることが目的だ。
GEnxエンジンシリーズ全体は合計7500万飛行時間、1200万サイクルに到達した。GEnx-2Bはボーイング747-8向けに2400万飛行時間を超えている。GE Aerospaceはボーイングの787生産増加に伴い、エンジンの納入量を増やし、航空会社の長距離機隊拡大を支援している。同社はデジタル検査やエンジン洗浄技術などの革新的保守ソリューションを通じて、運用効率の向上を継続している。
