フィンランドで行われた研究では、人口レベルでの基準値設定のために、初めて健康関連機能能力と生産性を考慮した余命(life expectancy adjusted for health-related functional capacity)と生産性の値が作成された。研究は、日常機能と労働能力に関するフィンランドの基準値を提供した。また、新たな指標である生産性調整余命(productivity-adjusted life expectancy)についても値が作成された。本研究は、国際的な取り組みの一環として、各国間の比較が可能になる標準化指標の開発を目的に実施された。類似の人口レベルの基準値は以前にオーストラリアとカナダで報告されていた。

本研究は『Social Science & Medicine』誌に掲載された。研究者らは2024年夏に、20歳から79歳までの3,644人のフィンランド人を対象とした人口調査を実施した。データは成人人口の地理的分布と人口統計的特性を考慮した代表性を有していた。研究者は0から1の範囲で変動する加重生産性指数を開発した。

ここで1は完全な機能と労働能力、0は日常活動や仕事ができない状態を表す。フィンランドの成人人口の平均加重生産性指数は0.77と算出された。男性は0.78、女性は0.76であった。研究者はさらに、余命と仕事