欧州宇宙機関(ESA)の火星探査衛星が捉えたタイレス・ルペス地域の画像では、火星の支配的な赤土の色調を超えて、ピンク、灰色、青のトーンが浮かび上がっている。
地域の色の違いは、オリビンやピロックスなどの火山性の鉱物を豊富に含む暗い材料と、凍結した二酸化炭素の結晶、そしてほこりの混合物によるものとされている。
タイレス・ルペスとは、「断崖」を意味するラテン語「Rupes」に由来し、1キロメートル以上の高さの断崖を有する。これは、火星の一枚岩で停滞するプレート構造を持つ殻が冷却されながら収縮した結果、形成されたと考えられている。