Imperial College Londonの化学工学研究者は、%100バイオ分解性のバルーン「Bioloon」を開発したと発表した。プロジェクトは、博士課程学生のJuliana Cummingと、持続可能性に焦点を当てたイベント起業家のCharlotte Meliaの共同で進められている。バルーンは2年以内に商品化される予定だ。

Bioloonは、天然ゴムラテックスを別のバイオ分解性ポリマーと混合し、従来のバルーンで使用される硫黄系加速剤や抗酸化剤を加えない。これにより、添加された化学物質がなくても柔軟性を保つ。実験室試験では土壌、海水、脱イオン水で評価され、約9か月で完全に分解することが確認された。製造者は、配合が特許取得済みで詳細は公表していないと述べた。

従来のバルーンが何年も自然に残り、海鳥に対する高い死亡リスクをもたらすことから、このイノベーションの環境的意義は高まっている。しかしBioloonはまだプロトタイプ段階であり、大規模生産、コスト、規制承認などの課題は不透明なままである。研究者は、この技術が手袋、医療用手袋、コンドームなど他のラテックス製品にも応用できると指摘している。