Linux 7.3 カーネルに統合されたスケジューラの変更は、旧ハードウェアでのゲームパフォーマンス向上を目的としたパッチシリーズを含む。Intel のエンジニア Peter Zijlstra が作成したこのシリーズは cgroup のスケジューリングを改善し、Intel Sandy Bridge CPU と AMD Radeon RX 580 Polaris GPU 上で実施されたテストで良好な結果が得られたとされている。

本作業では cgroup のスケジューリングを単一の実行キューに移行し、'up'、'max'、'concur'、'tasks' の4つのウェイト分配方式を追加している。デフォルト方式は最も精密だが同時に最もコストが高い 'concur' モードに設定されている。スケジューラの更新には、短時間タスクのレイテンシを低減する改善も含まれ、Vincent Guittot がこの作業で cyclictest の結果に顕著な改善を示したと述べられている。

さらに、非対称な容量を持つ Intel のハイブリッドCPUにおけるクラスター・スケジューリングに重要な修正が加えられ、NOHZ バランシングでは完全にアイドル状態のコアが優先的に使用されるようになっている。