ロッキード・マーティンは、米国国防省の2025-2028年迅速対応無人航空機システムロードマップに準拠し、再利用可能な高出力マイクロウェーブ(HPM)ドローン対策システム「Morfius X-rotor」を開発した。このシステムは1回の飛行で50機以上の敵UAVを電子システムを破壊して無力化できる。HPM技術は、キネティック迎撃手段とは異なり、複数の目標を同時に中和できる。

Morfius X-rotorは、専用の火器管制レーダーや特殊センサーを必要とせず、既存の戦場指揮・統制ネットワークと統合可能。この柔軟性により、さまざまな軍事部隊や環境に容易に展開できる。また、任務終了後に回収・再利用できるため、1目標あたりの撃破コストを大幅に削減する。

アリゾナ、カリフォルニア、オクラホマで実施された試験は、飛行性能、目標捕捉能力、無力化成功率を確認した。このシステムは、2017年から開発されてきたMorfiusシリーズの最新版で、低副次効果で困難な目標を破壊する能力を持つHPMエミッターを採用している。