イェール大学の2024年気候アンケート調査によると、米国では気候変動による健康リスクが軽視されていることが明らかになった。調査結果によると、米国に住む人の47%のみが、地球温暖化が自分に害を及ぼすと信じている。このため、熱波、寒波、洪水、山火事、干ばつなどの気候変動による健康リスクが軽視される結果となっている。
研究者は、GeoHealth誌に掲載された論文で、死亡リスク予測と気候リスク認識を比較して「リスク認識ギャップ」を特定した。地球温暖化が人間の活動によるものであると信じる人は、実際のリスクと認識されたリスクのギャップが小さいことが示された。これは、気候変動に関する理解が深まると、コミュニティが気候変動による健康影響に対してよりよく準備できることを示唆している。
研究者は、気候リスク認識を2024年イェール気候アンケートマップから得られたデータと比較した。このマップは、31の全国代表アンケートから得られたデータを基に作成されたもので、3万5千人以上の参加者を網羅している。気候リスク認識は、各郡の成人における地球温暖化が自分に直接害を及ぼすと信じる割合として定義されている。
