NASAの研究者たちは、次世代超高効率航空機向けに開発された、長く細い構造が特徴の新しい翼設計(SWEET-15)を、包括的な試験に掛けた。軽量構造設計のこの翼は、商用旅客機での燃料節約の可能性を秘めており、NASAのトランスソニック・トレッシング・ウィング・コンセプトに基づいている。

試験は、NASAのアームストロング飛行研究センターにある飛行荷重実験室で数ヶ月にわたって行われた。エンジニアたちは、翼を意図的に曲げ、設置された多数のひずみセンサーと荷重センサーを通じて反応を監視した。収集されたデータは、NASAのコンピューターモデルの予測を検証し、翼が想定される飛行荷重に問題なく耐えられることを示した。

試験の最終段階では、翼の設計限界を超える荷重を掛ける「破壊までの試験」が行われた。構造は設計限界荷重の約127%で損傷し、最終的な限界を示した。この段階では、翼の主要支持部と二次支持部の接合部が過剰な荷重下でどのように振る舞うか、貴重なデータが得られた。

この研究は、複合格子支持翼構成が初めてこの種の構造評価を受ける点で重要である。NASA各センター間の協力で行われた試験から得られたデータは、将来の航空機胴体設計に影響を与え、より効率的な航空技術の開発に貢献することが期待される。