中国江蘇省の天湾核電プラント8号機で8月3日に行われた冷機能試験が成功した。この試験により、プラントの構造的完全性が確認され、稼働準備段階へ進んだ。試験中、一次冷却回路に超純水が充填され、高圧下でのシステムの密閉性が検証された。
天湾7号機と8号機は、ロシア設計のVVER-1200型第3世代加圧水型原子炉を採用している。各号機の発電能力は1.2ギガワットで、フル稼働時には年間188億キロワット時の電力を生産する。冷機能試験の完了により、8号機は稼働準備段階に移行し、次に圧力容器試験が行われる予定だ。
プラントがフル稼働すると、江蘇省の重工業セクターでの化石燃料の使用削減が目指される。また、海南省の華龍一号原子炉や遼寧省の徐大堡プラント3号機でも同様の進展が見られている。これらの進展は、中国が2030年に炭素排出量のピークを迎え、2060年にネットゼロ排出を達成するための戦略的重要性を持つ。
