オーストラリアのグレートバリアリーフにあるヘロン島で実施した調査では、48匹の緑色のウミガメの巣を調べた。自然の巣と日陰あり・なしの巣を比較した結果、日陰のない巣はより高温で、主に雌の新生ウミガメが産まれることが分かった。
日陰を設けることで温度が下がり、性別比がより均衡することが確認された。しかし、日陰付きで移設された巣は自然の巣と同程度の温度に達したにもかかわらず、卵の孵化成功率が低く、孵化したウミガメの体長も小さいことが判明した。
研究者は、移設された巣が新生ウミガメに与える影響の正確な原因は不明だが、湿度や砂の状態、ガス交換、微生物、巣の深さが関与している可能性があると考えている。
