17世紀に沈没した商船の正体が、30年の時を経て明らかになった。水深約18メートルのサルコム湾で発見された残骸は、1990年代に南西海洋考古学グループによって発見されていた。船体自体はほぼ完全に分解されていた。

国立公文書館での調査により、この船がオランダ商船ドム・ファン・キューレンであることが判明した。記録によると、同船は1633年秋、サフィからオランダへ向かう途中、デボン沿岸付近で沈没した。1995年には残骸から400枚以上の金貨が出土しており、この群はサアド朝シェリフによって鋳造された最大級の既知コレクションとなっている。

出土品は大英博物館が準備した新刊書にまとめられた。同書は、中世以降のイスラム世界における金の精錬、および17世紀におけるモロッコと北欧諸国の通商・外交関係について知見を提供している。積荷記録にはアラビアゴム、硝石、山羊革も記載されている。