ロンドンの税務裁判所は、アディソン・リー創業者ジョン・グリフィン氏の英国におけるノン・ドム・ステータス申請を退け、2050万ポンドの追加税負担を認定した。グリフィン氏は2013年から2020年までの確定申告において、海外所得への英国課税を回避するためノン・ドム・ステータスを主張していた。

裁判所は、グリフィン氏が2013年4月5日までに英国であらゆる意味において定住し、結婚・家族・事業の基盤を英国に築き、資産を増やしていたと判断した。ノン・ドム・ステータスが認められていれば海外所得への英国課税義務は消滅していたが、裁判所の決定により世界中の所得が英国税制の対象とされた。

なお、英国政府が2025年にノン・ドム・ステータスを廃止する方針を示していることも、今回の判断の背景にある。