ベルリン自由大学地質科学研究所のフランク・ポストベルク教授と、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学のヴァネッサ・ヘルムブレヒト博士が率いるチームは、エンケラドスの南極から噴出する氷粒子の凍結ダイナミクスを調査した。Science Advances誌に掲載された最初の研究で、海洋の水滴が氷殻の亀裂を通過する際、従来の予想よりもゆっくりと凍結し、この過程で塩分と有機化合物が異なる領域に濃縮されることが判明した。

この濃縮メカニズムにより、宇宙空間に放出される氷粒子が、生物指標の観点からは従来想定よりもはるかに豊富なものになっている。