カンボジアのクラチエ州とストゥントレン州を流れる全長120キロメートルのメコン川区間で、本年に入りイラワジイルカの新生児6頭が確認された。これにより個体数は200頭を下回っていた水準から118頭へと回復し、一筋の希望が見えた。同種は1990年代以降、乱獲、刺し網への混獲、生息環境の悪化により急激な減少をたどってきた。ラオス・カンボジア国境付近のアンロン・チュウ・ティールプールに生息していた最後の1頭が2022年に死亡し、同地域のエコツーリズムはほぼ崩壊した。